FPDFはPHPでPDFを作成することができるライブラリです。ライセンスはFreeware。
PHPでPDFを作るライブラリを探していて見つけたものです。ちょっと使ってみたので、メモを残します。
だいぶ前に更新が止まってるので、新しく使うなら後継のTCPDFの方がいいかもしれません。
日本語を使用できるようにする
マルチバイト文字(日本語)が使用できるようにすには、MBFPDFというライブラリを使用します。(他にもあるみたいですが、使ったのがこれだったので)。Shift-JISとEUC-JPが使用できるようになります。
PDF関連情報:PHP toolsから、mbfpdf10b.zipをダウロードしてきます。
解凍すると、fpdfというフォルダができるので、この中身を、元のfpdfを置いてあるフォルダに移動して上書きします。
mbfpdf.phpが本体ファイル。FPDFクラスの派生クラスMBFPDFが入ってます。
基本的な使い方
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 |
//MDPDFを読み込む require('lib/mbfpdf.php'); //コンストラクタ(ページ方向(P=縦、L=横)、単位、ページサイズ) $pdf=new MBFPDF('P', 'mm', 'A4'); //使うフォントの指定 //mbfpdf.phpの Short Font Name で指定してあるものを使用 //文字コードはEUC-JPを使用 $pdf->AddMBFont(KOZMIN, 'EUC-JP'); $pdf->AddMBFont(PGOTHIC, 'EUC-JP'); $pdf->Open(); $pdf->AddPage(); //フォントを設定(フォント名, 文字スタイル) $pdf->SetFont(KOZMIN, '', 14); //文字を整形して出力(行の高さ, テキスト) $pdf->Write(16,"おはようございます。nこんにちは。nこんばんは"); //改行文字を入れないと、前の文に続けて表示される $pdf->Write(16,"前の文から続けて表示されます。n"); //青色で、下線が引かれたリンクを出力 $pdf->SetTextColor(0,0,255); $pdf->SetFont('','U'); $pdf->Write(16,"リンクの文字列になりますn", 'http://example.com/'); //フォントを変えて出力 $pdf->SetFont(PGOTHIC, '', 12); $pdf->Write(14,"フォントを変えましたn"); //現在位置変更 $pdf->SetXY(100, 80); $pdf->Write(20,'位置変更:X=100, Y=50'); $pdf->Write(14,"n改行すると、位置が戻るようです。n"); //PDFファイル出力(ファイル名, 出力方法) /* $pdf->Output("output.pdf", 'I'); ブラウザにそのまま表示 $pdf->Output("output.pdf", 'D'); ダウンロード用のダイアログボックス表示 $pdf->Output("./out_pdf/output.pdf", 'F'); ローカルに保存 $pdf->Output("output.pdf", 'S'); PDFの中身そのままテキストで表示 */ $pdf->Output(); //引数をなしにすると、画面にそのまま表示する |